肥満と排尿
[2024.10.26]
今回のブログでは肥満と体重減少というテーマでブログを書きます。
排尿と体重、生活習慣は、泌尿器科学会などが編集、発表している各種ガイドラインでもその関連を取り上げられています
過活動膀胱と生活習慣には関係があるとされ、肥満、運動、喫煙、食事、飲水、炭酸飲料摂取、便秘などの生活習慣の改善は、過活動膀胱の治療として推奨されている。 推奨グレードAに該当するのは体重減少のみである。食餌療法と運動療法の併用による体重減少は単独としても十分なエビデンスがある(レベル1) (過活動膀胱診療ガイドライン)
と書かれています。排尿に関するガイドラインはほかにも夜間頻尿診療ガイドライン、男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン、女性下部尿路症状診療ガイドラインがありますが、いずれのガイドラインにも生活習慣病との関連や肥満のリスクということが書かれており、体重とおしっこの症状は密接に関係しているとわかります。
泌尿器科での日常診療においては、診断がついたら患者さんも、私自身も、
ではお薬は? と 処方箋がでるかどうか、に話がすすみます。
ではお薬は?に続いて、 お薬の話をせず、初手から体重のお話をすると、私自身のコミュニケーションの欠陥を疑われかねません。
ですので、生活指導的なお話は、とくに体重やダイエットなどの話題はある程度診察を重ね、関係性が出来てからの方がよいのかなと考えております。
ですがガイドラインの推奨グレードAというのは大変取り組む価値があるということで、診察室でお話ししきれない部分をブログに投稿していこうと思い、このテーマとしました。
ダイエットに取り組まれている方には目新しいことはない内容かもしれませんが、排尿と関連した内容を意識しつつ
取り組みやすいような内容でご紹介していきたいと思います。
今後紹介していく内容は
・基礎代謝と活動代謝
・適切な水分量は
・食事と栄養
・運動について
・ダイエットとAI
等を予定しております。実際に投稿する際には少し離れた内容になる可能性もあります。
投稿を中止してほしい、などのお声をいただかない限りはゆっくりと進めて参りますので、よろしくお願いいたします。
続く