院内設備紹介2 検診台
今回は膀胱鏡検査の際に用いる処置台を紹介いたします。
タカラベルモント株式会社 フラリスKです。
メーカーの製品サイトは医療従事者むけのためリンクしていません。
これまで泌尿器科では、砕石位と呼ばれる体位で多くの処置が行われてきました。
両脚をひらき、膝を曲げて高い位置で固定するという体勢ですね。
などとgoogle画像検索を行うと、砕石位をとるための機器がたくさんでてきます。
フラリスKは砕石位のほかにも、いろいろな体位に対応できる検診台です。
フルフラットでベッドのようにも使えますし、開脚だけ(膝を曲げない)、または片足のみ開脚といったことも可能です。
当院では膀胱鏡検査やブジーという処置などでこの台を用いております。
当初は前職と同様の体勢をしっかり作ってご案内していましたが、多くの方は長坐位(足を伸ばした体勢で座る)から少し開く程度で十分可能と分かってきました。
難しい体勢をとる心理的な負担と、処置にかかる時間を軽減してくれています。
やはりしっかりと体勢を作ってからでないと処置、検査が難しい方もおられますが、体格や関節の硬さなどを考慮してご案内しております。