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院内設備紹介4 尿流量測定装置

[2022.12.12]
今回は自動尿流測定装置について紹介致します。
TOTO社 フロースカイという製品です。
当院のバリアフリートイレに設置しております。
 
 
一見普通のトイレですが、この中に圧を検知するセンサーが備わっており、尿流測定という検査が可能です。
尿の量、勢いを数値とグラフで見える化して返してくれる機器です。
院長が泌尿器科を志した1年目、泌尿器科の病棟で出会ったそれは尿を受けるカップと計量部分がバラバラで非常に頼りない作りでした。的が非常に小さいので場外乱射も発生しますし、溜まった尿は排水までもっていかなければなりませんでした。
検査を受ける側からしても「さ、こちらでお小水をお願いします」と来るわけですから、どうしても緊張感が伴う検査になりがちでした。
 
このフロースカイはその検査が普通のトイレでできるということで、検査の抵抗感をかなり和らげてくれているのではと思います。
検査結果は乱れますが大便がでても大丈夫ということです。
前立腺肥大症など尿の勢い、出方に変化がでるような病気で、患者さんの実感しておられることと客観的な数値には開きがあるのか?その通りなのか?といったことを定量的に説明できるようになります。
 

検査結果のイメージ
 
検査の性質上、患者さんにはしっかりめに尿をためて来院いただく必要があります。
泌尿器科に受診される方は尿が近い、我慢しづらいといったことがお悩みで受診されるケースが多いこともあり、最寄り駅で排尿してしまった、などタイミングがあわないこともあります。
尿流測定検査の予定で来院したが、排尿直後でよい結果になるはずがない、という場合はお申し出ください。
平常時と著しく異なる結果となり再検査が必要の場合は次回に振り替えますのでご安心いただければと思います。

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