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更年期の頻尿・尿もれはホルモンだけが原因?骨盤底筋ケアとエクオールの役割

[2026.01.07]

女性の更年期障害は、まずホルモンの問題から考えます

これまでのブログでは、男性更年期(LOH症候群)についてお話ししてきました。
今回は、「では女性の更年期障害はどうなのか?」という点について、少し整理してお話しします。
 
まず大前提として、 女性の更年期障害の本質はエストロゲン低下です。
閉経前後に卵巣機能が低下し、エストロゲンが急激に減少することで、
  • ほてり・発汗(ホットフラッシュ)
  • 動悸
  • 気分の落ち込み・不安感
  • 不眠
  • 倦怠感
など、さまざまな症状が出現します。
このため、治療の主役はホルモン補充療法(HRT)なります。
ここは間違いなく「餅は餅屋」で、婦人科の専門領域です。
HRTには確かな効果がある一方で、
  • 既往症
  • 年齢
  • 長期使用に伴うリスク(婦人科がんなど)
も考慮する必要があり、婦人科での適切な判断が不可欠です。

それでも「すべてがホルモンだけ」ではない更年期の症状

一方で、外来でお話を伺っていると、
  • 頻尿
  • 尿もれ
  • 下腹部の違和感
  • 骨盤まわりの不安定感
といった症状を、更年期のタイミングで自覚される女性も少なくありません。
これらの症状は、 エストロゲン低下に加えて「骨盤底筋の機能低下」が関与しているケースがあります。
更年期以降は、
  • 筋力の低下
  • 姿勢の変化
  • 運動量の低下
が重なりやすく、骨盤底筋がうまく働かなくなることで、排尿トラブルが目立ってくることがあるのです。

排尿と骨盤底筋の関係

骨盤底筋は、
  • 膀胱や尿道を支える
  • 尿を「ためる・出す」をコントロールする
といった重要な役割を担っています。
この筋肉の働きが弱くなると、
  • くしゃみや咳で尿が漏れる
  • トイレが近い
  • 急に尿意を感じて我慢しにくい
といった症状が出やすくなります。
こうした排尿症状に対しては、 ホルモン治療とは別に、骨盤底筋トレーニングというアプローチが有効な場合があります。

骨盤底筋トレーニングの選択肢としての「フェミゾンDR」

骨盤底筋トレーニングは、本来は自宅での体操が基本です。 ただし、
  • 正しく力が入っているか分からない
  • 続けるのが難しい
  • 自分一人では挫折してしまう
という声も少なくありません。
そのような方に対して、補助的な選択肢のひとつとして、 当院では骨盤底筋トレーニング機器「フェミゾンDR」をご案内しています。
フェミゾンDRは、
  • 骨盤底筋に磁気刺激を与え
  • 自分では意識しにくい筋肉の収縮をサポートする
医療機器です。
あくまで、
  • 更年期障害そのものを治療するものではなく
  • ホルモン治療の代わりになるものでもありません
が、 排尿症状や骨盤底筋機能の低下が関与しているケースでは、治療の“補助”として検討できる選択肢と考えています。

症状が軽い方には「エクオール」という考え方も

更年期症状が比較的軽い方や、
  • いきなりホルモン治療には抵抗がある
  • まずは生活習慣の延長でできることから始めたい
という方もおられます。
そのような場合に話題に上がるのが「エクオール」です。
エクオールは大豆イソフラボン由来の成分で、 エストロゲンに似た働きを持ちますが、医療用ホルモンとは作用の強さも位置づけも異なります。
  • ホルモン補充療法の代替になるものではありません
  • 効果には個人差があります
一方で、食品としての位置づけであり、安全性は比較的高いとされています。
当院でも、 「症状が軽い方の体調管理の一助として」 エクオール製品を取り扱っています。

どこまで医療で関わるか、一緒に整理しましょう

女性の更年期障害は、
  • ホルモン治療が中心になる領域
  • 生活習慣や筋機能も関わる領域
が重なり合っています。
当院では、
  • 排尿症状や骨盤底筋機能の評価
  • 必要に応じた婦人科との連携
  • 補助的な選択肢の提示(フェミゾンDR・エクオール)
を通して、 「今の症状に、どこから医療が関わるべきか」を一緒に考えることを大切にしています。
一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
 

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