性感染症の治療、途中でやめたらどうなる?~家族を守る大切なステップ~
※以下は診療現場で起こりやすい状況をもとにした架空のケースです。実在の患者様の経過ではありません。
ある方が尿道の違和感で受診し、クラミジア性尿道炎と診断。パートナーにも感染が見つかり、お二人で治療を開始しました。
症状はいったん和らぎましたが、再診が延びてしまい、必要なフォローが不十分に。しばらくして同様の症状で再受診したところ、再感染が疑われました。
性感染症は症状だけでは治癒を判断できないことがある――このケースは、その典型例です。
治療中断(ロスト)で何が起きる?
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無症候性感染:症状が乏しくても感染していることがあります。特に女性は無症状の割合が高く、気づかずに広がることがあります。
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再感染(ピンポン感染):どちらか一方だけの治療・フォローでは、同じ相手同士で感染を繰り返すことがあります。
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合併症リスク:放置で骨盤内炎症性疾患や不妊、妊娠合併症につながることがあります。新生児感染は主に分娩時の経路で起こり得ます。
※日常生活の一般的な接触で家庭内に広がる病気ではなく、主な感染経路は性行為関連です。
☆治療完遂とパートナーとの連携の重要性☆
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自己判断で中断しない: 症状が消えても、最後の検査で「陰性」が確認されるまで診療継続が必要な疾患があります。途中で自己判断で治療を中断しないことが重要です。
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パートナーも一緒に治療しましょう: パートナーのどちらか一方だけが治療しても、ピンポン玉が返ってくるかのごとく再感染を繰り返してしまいます。パートナー間での治療連携は、お互いの健康を守るための絶対条件です。
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一人で抱え込まず、医療機関を頼ってください: 性感染症は、決して恥ずかしいことではありません。ご不安なこと、どうすればいいか分からないことがあれば、一人で悩まず、泌尿器科にご相談ください。あなたと大切な人の健康を守るため、最後までサポートいたします。
