メニュー

尿のトラブル、どんな風に相談すればいいの? 泌尿器科受診前にしっておきたいこと

[2024.10.24]
こんにちは。おおしま泌尿器科の大島です。
今日は、患者さんとのコミュニケーションについて考えてみたいと思います。
 
皆さんは、病院を受診する際、問診票を書かれた経験があると思います。
当院では、患者さんの状態をより深く理解し、適切な治療を行うために、問診票にご記入いただいております。特に、初診の際は、アレルギーやこれまでの病気など、詳しい情報をご記入いただけると助かります。
 
再診の際は、毎回全てをご記入いただく必要はありません。前回の診察から変わったことや、気になる症状があれば、お気軽にご記入ください。問診票にご記入いただくことで、医師は患者さんの状態をより詳細に把握し、より良い治療計画を立てることができます。
 
さて、泌尿器科の症状は、人によって様々で、表現も様々です。例えば、「尿が出にくい」という症状一つとっても、その原因や程度は、人それぞれです。医師は、患者さんの言葉から、その奥にある症状を読み解こうとしています。
患者さんが、よりスムーズに症状を伝えるためのヒントをいくつかご紹介します。
  1. 症状の場所: どこに何が起こったのか、具体的に教えてください。
  2. 症状の程度: どのくらい症状なのか、日常生活にどのくらい影響が出ているのか、具体的に教えてください。
  3. 症状が出た状況: どんな時に症状が出ますか?
  4. 症状の変化: 時間とともに症状はどのように変化しますか?
これらの情報を医師に伝えることで、より正確な診断につながります。
泌尿器科では、排尿記録も重要な情報の一つです。排尿時間や量を記録することで、医師は膀胱の状態をより詳しく把握することができます。排尿記録は、少し手間がかかりますので、診察時に必須の情報ではありませんが、より良い判断につながります。ご協力いただけたら幸いです。
 
泌尿器科を受診することに不安を感じている方もいらっしゃると思います。どんな些細な事でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
患者さんと医師が協力することで、より良い治療を進めていくことができます。ご自身の健康に関心を持ち、積極的に治療に取り組んでいきましょう。
 
 
おまけ
排尿記録の際、尿量を測定するカップが必要となりますが、簡易の軽量カップの作成について、紹介致します。
・ペットボトルなど、汚れても問題ない容器を準備します。
・ペットボトルの上半を切断し、容器として使える形にします。
・計量カップで50mlずつお水をいれてゆき、50mlごとの水位にマジックでラインを引きます
これで準備は完了です!10ml単位までわかればよりよいですが、おおよその量がわかるのでも大変参考になります。
出来る範囲で問題ございませんので、お試しいただけたら幸いです。
よろしくお願い致します。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME