何に記録する?食事記録のためのツールご紹介と、栄養成分のかんたん分析法 (肥満と排尿4)
[2024.11.13]
今回は前回のブログ 体重減少の話題の続きです。
泌尿器科の話からだんだんと離れているように思われるかもしれませんが、診察室でじっくりできないようなお話ですが大切な内容ですので、このブログで取り上げております。
少しずつ内容を深めていきたいと考えております。
ダイエットの記録について
前回の体重減少の話で、方針として
① まずは自分の食事の癖、傾向を知る→記録をつけていく
② 栄養のバランス(PFCバランス)の突出している部分を抑えていく
ということを示しました。今回はこの記録をどうするか?記録をする値打ちはどこにあるのか?
といった解説と、次の話題として、脂質が高い食事を見分ける方法をいくつか、紹介してみたいと思います。
食事記録について
摂った食事の栄養を把握する第一歩として非常に重要です。
記録を行うことを念頭に、食事をとるようになれば、記録し辛い食べ方を避けるきっかけになります。
少し残っていたものをつまんだりとか、計算がしづらいものをいちいち記録するのは大変ですから、食事として何を、どの程度の量食べたかを意識して動くようになります。
また、記録したものは振り返って、自身の頑張りを実感することもできますし、あえて羽目を外した日はあいまいにやり過ごして、自分を上手に許す手助けに使うこともできます。
何に記録する?
・ノート・・・・普通のノートでももちろん、よいと思われますが、普通の年間手帳、ダイエット用の手帳など様々あります。記録の体裁により様々書き込めるのが魅力です。
・アプリ・・・・ダイエット目的の食事記録を行うアプリが様々公開されています。無料範囲で利用可能なものや、有償で厳密な目標設定まで可能なものもあります。 特に日本製のアプリは市販の食品や大手飲食チェーンなどの栄養成分表示のデータが内包されているものもあり、非常に便利です。
脂質が高い食品を見分けるには?
ここでは、できるだけ手軽に、正解に近づきたい、というコンセプトで紹介致します。
本格的には、成書を読むとか、都度調べるか、ということになるかと思います。
・栄養成分表示を確認する・・・販売されている食品には記載がついています。また、多くの大手飲食店のメニューでも、各社ホームページで紹介されている場合があります。
買い物の際には、とりあえずひっくり返して裏を確認するようにしましょう。
・食事記録アプリを使う・・・記録と同時に、栄養成分のあらましを提示してくれます。無償版では概要の範囲で、有償では詳細に、と差がつけられている場合もあります。
・AIに聞く・・・・普通の検索では調べ方が難しい場合がありますが、チャット形式で質問に答えてくれるAIを利用すると、かなり正確に返答してくれます。 「〇〇は脂質が高い?」など、簡単に確認するのでもよいかと思います。
AIにしっかり働いてもらえないか?と考えて、より詳細に返答してもらえるよう考案したプロンプト(質問、指示)をページを分けてこちら(挿入リンク先)に紹介します。興味のある方は御覧ください。