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膀胱鏡検査 アンブ社 4シスト

ここでは、膀胱鏡検査 アンブ社 4シストについて紹介します。

※こちらは院長の使用感、院内での運用なども含めた紹介ページです。正式な情報はメーカーサイトをご覧ください。

 

↑点滴の架台に全部くっつけられるすっきりデザインです

 

膀胱鏡検査とは、血尿の原因を調べる場合など、膀胱を直接観察する目的で行う検査です。硬性鏡、軟性鏡というタイプがあり、当院で採用しているこのアンブ社 4シストは胃カメラが細くなったような形状の軟性鏡タイプのファイバースコープです。

このアンブ社 4シストは、従来品の膀胱鏡検査と違い、使い捨てタイプの医療機器です。

従来品は専用の高精細モニターなど周辺機器も含めハイエンドモデルといった感じで、画質は最高によいのですが繰り返しの使用のためにはスタッフによる洗浄・浸漬消毒(専用の薬液でつけ置き消毒を行います)を行うか、専用の内視鏡洗浄装置の設置を必要としていました。経年での故障のリスクもあります。

 

使い捨てタイプの膀胱鏡は常に完全に滅菌された状態のものを使用できる、というのが一番のメリットです。製造時点での不良でもない限りは故障の心配なく使用できる、というのも患者さんにはよいことかと思います。安全性に配慮した製品といえます。

さらに、膀胱鏡を繰り返す状況となった際に、準備物品さえそろえば内視鏡洗浄のあがりを待たずに次の検査ができるというのも強みの一つです。

もとから膀胱鏡予定だった方の診察時間近くで、急遽の膀胱鏡検査が決定した場合も、正味の検査にかかる時間で段取りを組むことができますので、その時必要な検査を躊躇なく提案できると感じております。

実は内視鏡の洗浄液は体に悪い成分が含まれていますので、スタッフを洗浄の手順から解放することができ、かつ健康被害からも守れるというところで、医療側にとってもメリットが大きい検査といえるでしょう。

 

いいことばかりの紹介で、使い捨てだとゴミが増えるんでないの?と思われるかもしれません。院長も採用前はそのように感じておりました。

アンブ社はデンマーク本社のグローバル企業で、環境負荷には非常に敏感に製品づくりをされているそうです。会社の方に伺うに、従来品の消毒洗浄にかかわる環境負荷と比べてもそん色のない程度に抑えられているそうです。

現時点では未実装ですが、手元部品などリサイクル可能部分を回収する構想なども練られているそうです。

膀胱鏡は患者さんにどうしても負担のある検査ですが、ここというところで必要となる大事な検査でもあります。

当院ではできるだけ安全、安心に受けていただけるようこのような製品を採用・運用しております。

処置台と膀胱鏡

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