メニュー

前立腺炎

男性の尿の通り道にある前立腺に起こる炎症です。
炎症とは細菌やウィルスなどが体に入ってきたときに起こる反応で、赤くなる、熱をもつ、腫れる、痛むといった症状を伴うものです。
前立腺炎は急激に起こる急性前立腺炎と、徐々に起こってくる慢性前立腺炎に分けられます。

急性前立腺炎は細菌などが尿道から入ってきて感染することで起こります。
治療は抗生剤を用います。尿が出ない状況で発生した場合は、尿道にカテーテルといわれる管を挿入し、原因となっている疾患(前立腺肥大症や神経因性膀胱など)に合わせた治療を行います。
入院での治療が必要となることの多い病気です。

慢性前立腺炎は、前立腺に徐々に炎症が起こってきて、下腹部や会陰部に不快感、痛みを生じたり尿が近い、残尿感があるといった症状、時に勃起の障害などの症状を伴う場合もあります。
患者さんによって多彩な症状を示す、診断が難しい病気です。

現在はっきりとした原因は解明されておらず、ストレス、飲酒といった生活習慣に影響を受けて症状が出るとも言われています。
長時間座っていることが多い方や自転車・バイクの運転など会陰部が圧迫される機会のある方がなりやすいともいわれます。

治療は生活指導と薬物治療を主に提案します。
そのほか、漢方薬や鍼灸治療、電気刺激などの治療が試みられています。
慢性前立腺炎は治療を受けても症状の改善がみられないことがあり、また再発することも少なくありません。
治療に時間がかかる病気とも言えますので、いろいろな薬を組み合わせて使用し、生活習慣を見直してもらいつつ、うまく付き合っていくことが大切です。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME